リビングエアコン故障始末記

 平成元年〜平成2年頃に設置した三菱製エアコン「霧ヶ峰」。
  




25〜26年ほど経過している計算になりますね。型番はMSZ-252AF。




 リビングの広さが約11畳ほど(増改築によるちょっと変則的な部屋なので)。当時18万円以上したと思います。インバータ制御機能付きで暖房 モードもあります(ほとんど使いませんが)。まあ、それでもよく持った方だとは思います。一度修理した記憶もありますし、数年前にも室外機の音が酷くて クッション材で何とか押さえていました。



 古いエアコンは電力消費が大きいなどと言われますが、特に問題なく冷房も効いていたのであまり気にしていませんでした。思えば昨シーズン位から調子が良 くないことがありました。リモコンが効かなかったり、緊急スイッチが入らなかったりといった感じです。






 今回、いよいよだめだと思ったのは温度調節が全く出来ないことが分かったからです。冷房で28度に設定しても部屋の温度は見る見る内に20度位になって しまいます。これはたぶん、常時フル稼働していることになります。ああ、夏本番のこの時期になんでこんなことに・・。それでも、救いは冷房がとにかく効い ていることですが・・。暑さにはすこぶる弱いwindlovです。

 昨年、キッチンにエアコンを入れたばかり(元々キッチンにエアコンがなかったのも?か?)ですので、あまり費用もかけたくありません。そこで我が工房同 様ヤフオクで探しました。


 はい、またまたヤフオクで探していて、かなり古い機種にしてしまいました。2006年製の日立です。しかもちょっと高めの価格になってしまいましたが、 競った上に無事落札となりました。
 古い機種を選択したのには幾つかの理由がありまして、その一つが当時の最高級機種であること、二つ目は性能(5.0kw)で暖房も十分実用になること、 3つ目は省エネですが、だいたいエアコンほど省エネ化が進んでいる家電も少ないのですが、この省エネ化は2006〜7年前後で頭打ちになりつつあると自分 では勝手に思っています。以下、ちょっと古いダイキンの記事から転用。これを見ると2005年を境にそれ以降の消費電力量に大きな変化はありません。




 2000年ごろから、環境破壊のもとになっていたR-22タイプのフロンガスを現在のR410Aに換えたり、更なる省エネ化に拍車がかかったのもこのこ ろ からでしょう。それはまあ新品がベストなのは当然でしょうが、価格と性能、消費電力などを考慮してあえて2006年製を選択しました。新品でもエン トリー 機種ではほとんど進化していないと判断したからです。
 省エネのエネルギー消費効率を表す指標にCOP係数(成績係数(COP:Coefficient of Performance))というらしいのですが、難しくてよく分かりませんがこの数字が大きいほど「省エネ」なのだそうです。新品でも仕様書にこの COPの記載がないものがあります。その後、より実使用状態に沿った省エネ性能を示す指標として「APF」[Annual Performance Factor]がCOPに代わる省エネの基準値として採用されたようです。

さて、わが日立製の仕様は以下のようなものです。

日立 型番: RAS-S40T2 200V仕様
      冷房能力(KW)   4.0(0.7〜5.0)
      暖房能力(KW)   6.0(0.7〜9.7)
      APF(5.55)
  
 8月11日予定どおり、届きました。室外機です。すでに室内機は部屋に運んであります。
重量が41kgあるのでこのままでは一人で持てません。佐川運送の「にいちゃん」は一人でさっとここに降ろしていきましたが・・。



現在の室外機はこの二階ベランダ隅にありますが(左隅にちらっと見えているのがそう)、一階の戸袋前でも設置可能です。設置場所をちょっと悩みましたが、 やはり現在の二階の位置にします。あわ よくば配管をそのまま使う目論見ですが・・。配管長は測定したところ4mで足りそうですので、中間の配管接続部の位置によっては新品に取り替えてもいい か?



玄関框。ここまでやっとの思いで運ぶ。







梱包と緩衝剤を取って、仕様を再確認。



うーん・・。あらためて見るとデカイ!。



室内機。状態は良さそう。しかし、室内機も今の物より長いのです。配管の穴の位置が心配になります。











とりあえずこの日は物の確認だけで終了。明日、設置予定。

 今回は工房の設置とは異なり、既存の旧エアコンを取り外す必要があります。配管をそのまま切断するとガス(この当時はR22というタイプのフロンガス) を大気に放出してしまいますので、まずはポンプダウンを行います。このガスはオゾン層を破壊してしまうと言われている種類ですね。

長年の風雨で錆も・・。







夏なのでリモコンの冷房でも良いのでしょうが、一応緊急スイッチから強制冷房を入れてしばらく回します。






外に出ているナットや配管は腐食が進んでいますが、中のねじ部はピカピカでした。




エアコンを20分位回して、高圧側のバルブを全閉にして3分ほど待つ。これでほとんどのガスが室外機に収容されるはず。その後、低圧側(太い方)も全閉し てすぐにエアコンをオフにします。

これでポンプダウン終了。


その後一応サービスバルブの虫を押してみました。本来、ポンプダウンが正常に終わればここで、圧は無いはずですが、今回若干プシューという音がしました。 ちょっと残っていたのか?・・・。


次は、室内機を外します。
ここまで分解したのは初めてですが、真っ黒・・。



26年以上もがんばってくれてありがとう。「霧ヶ峰」












今回購入した室内機を取り付けます。



結局古い配管はほんの少し長さが足りず、新しい配管セットをHCで買ってきました。4mで3,480円でした。(ただし電線は別)
あとから考えたら古い配管は26年前のものです。相当くたびれているはずなので、交換は正解ですね。


このエアコンは換気機能があります。左の換気パイプと右側のドレンパイプ(細い方)をなんとか通しました。




この時、電力線を通し忘れていることに気がつかず、室内機で何か足りないと思ってやっと気づきました。再度、全部通し直し。ひどく体力を消耗。
この太い低圧側のナットが外れません。写真をよく見てください。小さなナットにモンキーの滑った跡があります。3回ほど滑っては回す動作を繰り返し、かな り焦りました。渾身の力で最後にグッと回してやっとのことで外れました。


新しい配管とVVCケーブルを引き回す。



室内機側。かなり雑です。だってVVC径2.0mmはコチコチに固くて大変なんだもん。









端材で土台を制作。制作というほどのものじゃないけど・・。








エアーパージします。


エアパージ後、石鹸水で配管接続部をガス漏れ確認しました。





200V専用コンセントです。HCで400円ほど。











念のため電圧を確認します。
テスターは約202Vを示しています。OKですね。


このリモコン「暖房」と「除湿」はあるのに、「冷房」の代わりに、何か聞き慣れない「涼快」??ボタンが・・。


試運転開始。


うーん。快適 快適。
8月13日です。この日は朝から雨で、昼過ぎにやっと電源オンです。


 ところがそう思ったのもつかの間、ふとエアコンの下を見ると水浸し。「えっ」何??
何?って、ドレン水が溢れました。また。室内機を外します。もう何回目だろう・・。


この黒い丸いキャップがドレン管のフタ。配管口に応じて左右にあります。



原因はこのドレンパイプに隙間があったためでした。お粗末様。



外したついでにせっかくなので、若干斜めだった背面板を水平に調整します。



この壁から外した斜めになった室内機をどうやって支えているのでしょう??
こんな支え台を急遽作りましたです。高さ186cm。


とにかく支えてくれればよいので、その場限りの端材の継ぎはぎ。




何とか取り付け完了。
やっぱり200V電源です。100Vタイプと比較して何となくパワーの違いを感じます。
余裕があるためか、運転音もとても静かです。


<エアコン取り付け 後記>
 昨年から工房のエアコンに引き続き2度目です。今後、ご自分で取り付けをされようとしている方、或は自分でやってみたいけど果たして「できるの か?」とお考えの方もいると思います。今、エアコン設置の工事費っていくらくらいなのでしょう?だいたい1万円〜2万円ほどでしょうか?単純にその工事費 用を浮かすためだけに自分でやろうとするのは私からはあまりお勧めできません。しかし、敢えてdiyと割り切って行うのであればということで、実際に取り 付けを行った「しろうと」としての立場からいくつかの注意点、あるいは失敗談を自分への覚え書きという意味も含めて記してみたいと思います。実際に設置さ れる場合はあくまで自己責任で・・。

・中古エアコンの場合、配管が付属しないので購入は必須(4m程度で3千数百円ほど)
・最低限の工具類として、モンキーレンチ、ペンチ、ドライバー、ニッパーが必要。
 その他あると便利なものとして水平器(室内機の壁との水平、室外機の設置場所によっては
 傾斜していることもあるので水平確認用)、電動ドリル、エアーコンプレッサーもあると便利。
・失敗するリスクがある → 配管の接続(フレア部)からのガス漏れ
 私は配管接続した後、ガス圧がかかった状態のとき石鹸水で必ず漏れ確認していますが、こ
 こで漏れていたことはありませんでした。プロの方のアドバイスでは、フレア加工した配管
 を接続した後は無理な力は厳禁だそうです。配管接続の前に必要な曲げを行い、接続後は力
 を掛けないことだそうです。
・今回、リビングのエアコン取り替えに挑戦したわけですが、失敗したことは室内機の裏側を
 よく見ていなかったこと。特にドレン配管は要注意。実際の室内機の取り付けの際には若干
 配管の穴方向に傾斜している位の方がよいという意見もあります。
・私の場合、小さな失敗もあった訳ですが、概ね成功と言えると思います。これはたまたまう
 まくいっただけで、ちょっとしたミスが大きな失敗につながるリスクはあると考えています。
・2年連続で必要に迫られてやってみましたが、今後はもうやりたくありません。工事費をペ
 イできるかできないかではなく、とても大変だからです。今回は約2日かかりましたが、た
 ぶんプロがやれば半日かからないのではと思います。この2日間エアコンなしで過ごしまし
 たが特にこの8月半ばの時期ということもあり苦痛でした。
・こんなことばかり書くと、どうもマイナス面ばかりが目立つのですが、DIYとして楽しむ位
 の気持ちでできればよいのではと思います。

 いろいろ大変なところはありますが、未経験なことができたこと、自分で施行したエアコンで涼めるのは気分の良いものです。
 従来の室外機の「もの凄い音」これが無くなって点でもほっとしています。この音と温度調節が正常ならまだまだ使用出来たエアコンでした。(消費電力は除 いて)そういった意味では三菱「霧ヶ峰」はほんと長い間よく頑張ってくれました。
 今後、もし新品でエアコンを購入する際には「霧ヶ峰」にするかもしれません。

<2015年8月23日>
 その後の使用感。お盆あたりから、猛暑日は少なくなったような気がしますが、エアコンは欠かせません。このリビングには発熱する物が多く外は涼しくても この部屋だけ暑いのです。「パソコン」、「水槽クーラー」が特に発熱源ですね。
 エアコンそのものの調子は大変良いです。設置後約一週間が過ぎましたが、ガス漏れもありません。あと気がかりなのが電気代です。これは結果が出るには、 少し時間がかかるでしょうか?
 あと、このエアコンとても多機能で何か良く分からない「カビ見張り」だの「エアコンクリーン」、「空気見張り」などのボタンがあります。「パワフル」ボ タンで急速冷房も出来ます。これ強力です。


消耗品の取替

 フィルター類のことを忘れていました。フィルターといっても埃を取るだけのもの、マイクロレベルで除菌機能があるもの等があります。
 この日立「RAS-S40T2」の場合取り扱いマニュアルを見ると、「ナノチタン除菌・脱臭空清フィルター」は2年、「ナノチタン除菌・脱臭・集塵フィ ルター」は3年を目安に交換するよう案内がありました。まだ取り扱いしているのか心配でしたが、やはり大手一流メーカー品です。探したところ Amazon.co.jp(アマゾン)にありました。


日立 エアコン用交換フィルター(1セット)給気用ナノチタン除菌・脱臭・集塵フィルター SP-KDF2



これが「ナノチタン除菌・脱臭空清フィルター」。左が古い方、右が新品をパッケージから出したところ。
長年の汚れでかなり黒ずんでいます。



こちらは「ナノチタン除菌・脱臭・集塵フィルター」。
上側が古い方。下が新品。このフィルターは水洗い出来るということでしたが、折角なので交換します。


いわゆる「プラシーボ効果」とでも言うのでしょうか?何となく空気が清らかな感じです。


<その後の電気料金>

 さて、我が家の電気料金の話です。オール家電にしているとか、特別な電気器具がある訳ではないのですが、
我が家は大変な電力消費家庭であります。
まずは下の「電気料金明細書」を見てください。

 本日帰宅すると電気料金の「使用量のお知らせ」が届いておりました。ちょっと分かりにくいのですが、下が当月の料金18,671円、上が先月8月期の料 金34,745円となっています。

 結論を言いますと、今回の日立の中古エアコンを設置した頃を境にその後約1ヶ月間の電気料金が約半分になっているのです。最初は自分の目を疑いました。
まあ、確かにお盆過ぎ位から猛暑日はあまりなかったと思いますが、それでもエアコンを使用しなかった日はありませんし、週末などにおいてはほぼ毎週付けっ 放し状態でした。


 よく数えたら(よく数えなくても同じ)、我が家のエアコンの数は6台もあります。6台中の2台は子供用で10年は経っていませんし、一人はエアコン嫌い でほとんど使っていない。さらに1台は昨年キッチンに設置した「日立製 しろくまくん」、さらにもう1台も一昨年設置の母親用の「霧ヶ峰」、残りの2台が 私の取り替えた工房エアコンと今回換えた「25年前の霧ヶ峰」。

 夏場のこの時期の電力消費量の大きな家電はエアコンしかありません。そうなるとやはり古いエアコンの電力消費量が大きかったのではないか?という結論に なると考えます。しかし、もう少し長期に渡る電気料金の推移を見守る必要もあるのかなとも思います。別途また変化があればアップしていきたいと思います。

2018年12月

久しぶりの更新です。もう3年近く経つのですね。
エアコンの調子はとても良いです。電気代も大体夏、冬ほぼ当時と変わりません。快適に過ごしています。

ちょっとした変化は、実はAmazon アレクサと「Magic Cube」を連携させて、外出先から帰宅する際の30分ほど前に「スマホ」で遠隔操作して帰宅時には快適な温度になっているという、ちょっとした 言わば 「近未来感」を満喫しております。自宅に居る時は声で「エアコン点けて」あるいは「エアコン消して」や「テレビ点けて」といったことも実現できています。
 今後、リモコン対応の「シーリングライト」の導入も考えていますので、ますます便利になる事でしょう。





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