NCフライスその1

JW_CADの設定に苦労してます。
基本設定ファイルを良く理解していなかったためです。慣れもあるのでしょうが、癖の多いソフトです。

最近「NCVC 使い方」等で検索にこられる方が増えてますので、ちょっと説明しますね。
JW_CADで作図した後、NCVCに読み込むのですが、ここで(NCVC上で)はレイヤーという概念抜きで
は先に進めません。
ここで重要なのは「原点」レイヤーとCAMレイヤーになります。
下の画面の場合、あらかじめNCVCの設定ファイルにレイヤー0を原点、レイヤー5をCAMという指定をしています。
デフォルト設定のままJW_CADで作成したデータをNCVCに読み込もうとしても「原点指定なし」というエラーで
読み込む事が出来ないと思います。

「いまからはじめるNC工作」の例題をそのまま練習としてJWWファイルを作成。左下の円の中心はX、Y座標の原点となるようレイヤ「層」と呼ばれる場所に指定をします。NCVCの文字は「CAM」レイヤに描きます。





いまからはじめるNC工作―JW_CADとNCVCでかんたん切削


JWWで作成したファイルを「NCVC」で読み込みするとこんな風に表示されます。実は下のようにするためには深堀設定が必要になるのですが・・。
これは2mmずつ5回に分けて10mmの溝にするためにエンドミルの掘削条件を設定した状態。下の文字間を繋ぐ点線は掘削する順番を表しています。
この刃先の動きは最短距離をトレースするようプログラムされているそうです。実際の動きをシミュレーションすることも可能。すばらしい。




X、Y、Z方向からそれぞれまとめて表示することも出来る。


Mach3に読み込み実行した結果です。檜の端材、柔らかいので多少毛羽立っていますが、忠実に掘削できました。



さてこうなると、懐中時計の木製ケースを掘ってみたくなります。


ところで、このような円全体を掘るためにはどうしたらよいか?
ちょっと考える必要があります。単純に円の中を一定の深さで掘り進めばよいのですが、
私は多重円をCADで描いてみました。下のような感じですね。


多重円はあくまで平面(2次元)です。この面を下方向に3次元的に掘削します。
この懐中時計の場合時計の厚みが約20mmだったので14mm位掘ることにしました。
練習のときのように、多重円を2mmきざみで掘り進めて14mmの円柱(逆の)を掘る訳です。



 本番では欅を使うつもりですが、いきなりでは失敗も考えられるのでまずは檜の端材で
試し掘りしました。


良さそうですね。


さっき練習した「NCVC」の文字の木の裏を使ってますのでNCVCの文字が途中から出てきてますね。





良さそうなので本番いきます。この欅も端材ですが・・。

硬い欅も掘削スピードは変えずに行いましたが、完成まで約30分程でした。

製造メーカーの文字も入れてみました。ちょっと文字の掘削が深すぎたようです。





続きます。

CADやCAMソフト考

フライスその2

フライスその3

フライスその4



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