木工旋盤で真空チャック

 さてしばらく旋盤を使用していませんでしたが、「オフコ」さんで「真空チャックセット」なるものが新発売されています。これを見てまたターニングしたい思いに駆られました。

 「オフコ」さんの「真空チャックセット」ではエアーコンプレッサーを利用して真空引きするシステムになっています。しかし我が工房にあるエアーコンプレッサーではその能力が少し足りない事が分かりました。

 そこで準備したものがこれ
「真空ポンプ」です。






真空ゲージも準備。



このバルブにどうやって接続するの?と思って思案しました。
しかし、このバルブの径にあったエアー配管部材をHCで探したが見つからない。


そこで思い切って本体から外しました。
かなり固くてクランプで固定してモンキーで捻りました。



この本体の穴計は1/4サイズです。よかった・・。早速、真空ゲージやフィルターを取付けます。


実はこの真空ポンプよく調べもしないまま購入したのですが、油回転式というタイプなのですね。
このポンプの長所は真空到達度が大きいことなのですが、短所として油を必要とするもので、その取り扱いが瀕雑で大変です。

 そこでいつもそうなのですが、また違うタイプの真空ポンプを安さに釣られて落札しました。
ダイヤフラム方式のこんなタイプのもの。頑丈そうですが・・。


アルバックという割とメジャーなメーカーらしい。今度はドライ方式のダイヤフラム機構によるものということですが、安いだけの事がありジャンク品でした。
いくらスイッチを入れてみてもモーターは回っているようですが、何かシャカシャカというような音がして少しも真空引きできません。


何故、真空度が全く上がらないのかな?ということで分解をしたところ案の定ダイヤフラム機構の心臓部であるゴムの隔膜が劣化していて破損状態でした。写真撮り忘れてました。

モーターの運動をピストンの動きに変換する部分。この両サイドに丸く薄いゴムがあって、そのゴムの伸縮を空気圧縮に変換して真空引きするという仕組みのようです。構造としては単純ですね。
このあたりの造りは非常に堅牢そのもの。



それもそのはず。この真空ポンプ定価ベースでは10万円近い価格です・・(汗;
それをオクで3千円そこそこで入手したのですから、当然それなりのリスクはありますね。



その肝心のゴムが劣化による亀裂が生じていました。これでは真空引きできない訳です。この亀裂をシリコンで埋めようとしましたがうまくいかない。
仕方ないのでHCで薄いゴムを買ってきてこの大きさに貼付けました。


その後組み立て直し、スイッチオンしたところ無事真空引きしました。


「オフコ」さんにいってきました。こんな真空ポンプ用チャックや


旋盤にセットするためのベアリング付き中空ボルトや


チャックリバーシングアダプタ






を買いました。

あらかじめ、真空ポンプからのチューブをこのように取付けてあります。


真空ポンプ〜フィルター、バルブと接続して



旋盤にセットします。



まず、中空のボルトを旋盤に合わせて、


切断します。







次にこのチャック受けを旋盤の軸に取付け、
ちょっと切断面が荒れてます・・;汗)



チャックを旋盤に付けます。一応これで完成なのですがちゃんと吸着してくれるのでしょうか?








試しに以前つくったお盆を・・


リバーシングアダプタに通常のチャックごと、このように挟んで中心出しします。
モーター側の先ほどのゴムチャックに密着させます。


続きます。

動画をyoutubeにアップしました。画像のブレはご容赦・・

  https://youtu.be/AqCI9ds1QfA

 実はこの動画を撮る前に真空度が足りなかったのか、材料を空着させて旋盤を回したところ、外れてすっ飛びました。上の写真にある黒く擦れた線はその時付いた跡です。旋盤を回す際には材料が十分な圧力で真空チャックに吸着されているか良く確認する必要がありますね。

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